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リサイクルトナーを考察

@ リサイクルトナーの実際

リサイクルトナーが一般化してから20年以上が経ちました。
自分はそのころのトナーの品質については知らないので、あくまでも予想ですが、おそらく日常業務で使えるレベルではなかったように思われます。
技術が進歩した現代においても、いまだに数%の割合で不良は発生してるのですから。
但し、個人的な意見を言うならば、おそらく日本国内で製造されたリサイクルトナーの多くの不良率はほとんど限界まで来ている様に感じます。
なぜ、限界なのか。
それは、トナーカートリッジで使用される数多の部品には、それぞれ固有の耐用年数があるからです。
しかしながら、それらの部品の耐用年数に関しての情報がないため、リサイクルトナー業者はその磨耗具合、あるいは再生回数によって、個々に 交換するかどうかの判断をしています。
つまり、「基本的」に目視なんです。
ここが、リサイクルトナーが製品として使えるか使えないかの分水嶺となります。
リサイクルトナー業者もビジネスであるため、コストの面からも部品交換は極力避けたいはず。
つまり、トナーを使い切る間まで部品が耐えられるかどうかの「目利き」が必要になります。
常に部品を交換していたのであれば、純正品の9割引という値段で提供することは現実的に不可能。
しかも、ほとんどの会社は「送料無料・回収無料」を謳ってます。
この二つの送料は特別に契約を結んでいるとは言え、合わせて500円は下らないはず。
だから、この「目利き」が会社の利益の根源と言えなくもないです。

次に重要になるのが、「トナー」の存在です。
「トナー」とは帯電性を持ったプラスチックに顔料等で色を付けた細かい微粒子のことです。
この「トナー」はどこで開発されているのでしょう。
答えは「リサイクルトナーメーカー」ではなく、化学薬品関連の会社。
これは印刷会社がインクを作っていないのと同じで、リサイクルトナーメーカーは「トナー」を作っている訳ではありません。
だから、この部分の進歩が「リサイクルトナーメーカーの生命線」となります。
じゃあ、どうやってそれを作るのか。
キヤノン・エプソン・リコーというプリンターメーカー御三家のトナーは、コカコーラの製造方法と同じで、企業秘密中の企業秘密。
つまり、他社は同じ物を作ることはできません。
でも不思議なのが、プリンターは違うのに「トナーカートリッジ」が共通な機種はいっぱいありますね。
ここが味噌。
リサイクルトナーメーカーだけでなく、プリンターメーカーも「化学薬品企業」と一緒に開発しています。
しかも、この開発には莫大な開発費が掛るため、プリンターメーカーは極力共通のトナーを利用できないかとを考える訳です。
トナーの良し悪しはプリンターメーカーの生命線であるため、どんなに費用を要してでも、良いものを開発しなければなりません。
おそらく、どのメーカーのプリンターでカラー写真を印刷しても、以前のフィルム現像とほとんど差がない状態で印刷されますね。
驚くべく進歩です。
そのような高品質のトナーと同じレベルのトナーを「リサイクルトナー」のトナーメーカーが再現することは、ほぼ不可能です。
但し、近くまでは行けます。
それは成分分析機の進歩と共に可能にはなると思いますが。
それでも、リサイクルトナーで印刷したカラー写真と純正トナーで印刷したカラー印刷を左右に並べて見た場合、明らかな差が生じるのは否めません。
しかし、そんな必要が生じるのは、基本的に実験室だけの話であり、「絶対的」なものとして「比較するような代物」ではありません。
ただ、用途として判断した場合、自ずと「使える」「使えない」の差が生じます。
例えば、会社のパンフレットや、イメージ重視のカタログ、食品のチラシにリサイクルトナーを利用するのは、リスクを伴ないます。
しかし、内部で使用するカラーの資料等は、むしろリサイクルトナーを積極的に利用すべきだと思います。
つまり、用途によって利用の仕方を変え、ある程度割り切って使う必要があるんです。
それは、製造過程の問題や、トナー成分の問題で生じるいくつかの問題を理解できれば、その用途を使い分けることができると思います。
次に、リサイクルトナーは、純正トナーに比べ、なぜ不良率が高いのかという問題。
多くの国内製造リサイクルトナーメーカーでは、リサイクルトナー製造時の発生率はほぼ0%のはずです。(検証体制が整った企業であればですが)
では、なぜ不良が発生するのか。
一つには、先ほどの部品交換に関する部分。
磨耗部品を目視で確認せざる得ない現状では、耐用年数を過ぎた部品の交換をしないことも十分に考えられます。
これが原因で発生する不良は「初期不良」ではなく、プリンターやコピーを使っていて、部品の磨耗が進むタイミングで発生する不良です。
もう一つの不良は、「チップの不良」。
リサイクルトナーは生産段階でチップを交換する必要のある製品が多くあります。
しかし、トナーカートリッジは先ほど言ったように、「互換性」をあるカートリッジも多いため、微妙なチップの違いが生じる可能性もあります。
また、チップそのものの不良を検査時に見落とす可能性もあるんです。
この場合はほとんどが、「初期不良」の原因となる。
これら以外にもプリンター本体の問題との関連性もゼロとは言えないし、輸送時の扱いによっても不良は発生します。
純正品の不良率が低いのは、ほとんどが、メーカーからの直納だと言うのも起因しているのかもしれないですね。

A 買った方がいいリサイクルトナーとは

 買ってはいけないリサイクルトナーとは

【販売実績が少ない販売店】

当然買ってはいけないリサイクルトナーはあります。
それは、製品の品質という問題ではなく、保証がなく・商品知識に乏しい会社が販売するトナーです。
最近では「保証」しないリサイクルトナーを売っている会社はほとんど見られなくなりましたが、色々と難癖を付けて保証を拒む会社はいくつもあります。
では、何を見てその販売店を判断すればよいのか。
ひとつには、その「会社の概要」です。
多くの会社は「特定商取引法」というページを儲けています。
その中で、何時設立したのかが書かれているはずです。
この経緯年数が長ければ、多くの顧客を抱え、商品知識も高いと推察できますね。
逆にこの年数が短ければ、ちょっと注意が必要です。
短くても優良な販売店は、多いですが、ひとつの判断材料にはなる。
まずは、その会社に電話や問い合わせをし、相手の商品知識を探るのも一つの手だと思います。
【極端に安く販売している】

「物には相場がある」 リサイクルトナーという製品の製造過程を考えてみましょう。
  • @回収
  • A分解
  • B洗浄
  • C部品交換
  • D検査
  • E出荷
大まかに上の6つのステップを経た後、お客様に商品が届けられます。
@Aは配送費、A〜Dは人件費と材料費が必要です。
@Aはどんな会社でも、ほぼ同じ。
つまり、このA〜Dをキチンと処理した製品は、相場よりも安く販売すること自体、相当難しくなります。
当然、利益率を下げれば多少は安くできるかもしれませんが、相場を無視したような金額には絶対にできません。
では、現実問題なぜ安く売ることができるのか。
それは、国内で製造されていないケースか、部品交換をしていないとかの場合です。
つまり、納品時には正常に印刷できたものが、突然印字不良になる可能性があるということです。
結論から言えば、この二つの問題をクリアーできている会社であればどこから買っても、それほどの大差はないように思います。

B 印刷業界とプリンター業界

自分は元々印刷業界に席を置いていたため、この二つの業界の関連性について考えてみました。
関連性というよりも、「棲み分け」と言った方が正しいです。
まず、印刷業界でいう「印刷」とプリンターの印刷では「何が違うのか。
話がややこしくなるので、印刷会社の印刷は「印刷」、プリンターによる印刷は「プリント」とします。
基本的な考え方は「印刷」も「プリント」も同じです。
印刷はブランケットをプリンタはドラムを通じて、紙に転写します。
「印刷」の場合は水と油の反発を利用したもので、「プリント」が静電気の「プラス」と「マイナス」の反発を利用したものです。
「印刷」はインクが油性であるため、油にくっつきます。
「プリント」は印刷機のブランケットに相当する「ドラム」からトナーが静電気の作用で紙にトナーを付着させる仕組みです。
そして、できるものは同じものです。
昔は、印刷機で印刷したものには、絶対に勝てなかった「プリント」ではありますが、今ではほぼ差のない状態です。
品質という面では同等と言えます。
これはモノクロ・カラー共に言えることだす。
ということは、印刷業界でもコストと時間とを天秤に掛けて、この二つを使い分けているんです。
自分が印刷業界に居た20年前からこの発想はありましたが、その棲み分けが確立できたのはここ最近の話です。
やはりこれは「プリント」品質の向上があってこその話だと思います。
このような環境の中で、もう一つの考え方が生れました。
オンディマンド印刷という概念です。
この概念も最近の話ではなく、20年以上前からある話です。
じゃあ、そのオンディマンド印刷とは何か。
印刷会社に仕事を頼まれた方はご存知だと思うが、印刷という仕事はそんなに簡単な作業ではありません。
デザイン・コピー・コンテンツと言った、データ作成までは同じですが、そこから「印刷」では、「刷版」「印刷」「製本・加工」と言った工程を辿ります。
それでも、印刷の工程は昔の半分ぐらいに減りました。
昔は、データ作成に関して、「組版」「製版」というステップが存在していたからです。
このステップが全工程の7割ぐらいを占めていたため、現在の印刷工程は、昔に比べ飛躍的に短縮されました。
それでも、残りの工程には複数日を要します。
印刷機という代物は、単色機で500万〜1000万、多色では、その単価×色数分もします。
菊全版の大型4色機にもなると、一台で5000万から億するものもあります。
ということは、必然的に印刷機を持っている会社が少ないことを意味します。
つまり、印刷する機械が空いてなければ、空くまで待たなければならなんです。
だから、印刷機を使った「印刷」はコストが高いんですね。
この問題を解決するために、キヤノンやゼロックスが提案してきたのが「オンディマンド」という発想。
簡単に言うと、超高速のプリンタです。
また、印刷後の製本加工まで行えます。
データを入力して、ボタン一つで印刷物ができあがる。
「印刷」のように何日もかけなくとも目的の印刷物ができあがる。
まさに夢のような機械です。
でも、この機械もシステムを含めると1000万ぐらいになります。
また、多ページ物になると、逆に単価が跳ね上がります。
それは通し枚数ベースが「印刷」比べて高いからです。
用途がちょうど、「印刷」と「プリント」の中間に位置します。
実は手軽とは言い難いのが、「オンディマンド印刷」なんです。
本当にお手軽なのは、「プリント」+「製本」加工ですね。
品質的に問題ない以上、最も早く安くできるのがこの選択肢となります。
最近では、「プリント」+「加工」を1日でできるサービスが展開されているようですが、今後、益々多品種少量印刷が主流になる時代では、
「プリント」の役割がさらに増すよう思われます。